TED talk 運を良くするための少しのリスク
講話者は起業について教えている教授で、幸運について研究し運が良くなるよう人々の助けをしてきました。
「運」とは偶然起きたように見える成功や失敗です。
ですが、これはそう「みえる」だけで、実際は現実の積み重ねに近いものだと話者は捉えています。
運を掴むための方法は3点あり、それは下記の通りです。
1.自分自身との関係を見直すこと
2.他の人との関係を見直すこと
3.アイディアとの関係を見直すこと
1は、コンフォートゾーンから出て小さなリスクをとることを指します。
何かを学ぼうとしたら、これは避けて通ることができません。
これを実現するためには、自分がとってもいいと思うリスクを書き出し(知的、肉体的、金銭的、感情的、社会的、倫理的、政治的...)、リスクをとって行動に移していきます。
2は、自分のために時間を使ってくれている相手に感謝しその感謝の気持ちを伝えることを指します。
自分の人生で感謝の気持ちを本当に育むための方法は、例えば毎日1日の終わりにその日会った人々を振り返り全ての人に感謝のメッセージを送ることなどです。
3は、ひどいアイディアが素晴らしいアイディアのベースとなることがある、ということを指します。
突拍子がなかろうとアイディアに新しい可能性を見出そうとすることです。
これらを実践していくことで、運を掴むチャンスはぐっとあがることでしょう。
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「問題は歳を取るにつれて自分がどういう人間か固定化してしまい、それを広げようとはもうしない」
「もちろん私は幸運でしたが、その運がつかめたのも私がとった小さな一連のリスクのおかげで、それは挨拶することから始まったんです」
「人生の旅路の中で助けてくれる人はみんな、自分の目標達成に大きな役割を果たしていることを理解しましょう」
「もし誰かが何かをしてくれたなら、その人が自分や他の人のために費やすこともできた時間をもらったことになるんです」
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最近、リスクヘッジを徹底的にして生きていきたいと思う傾向がとても強い状態だったのですが、リスクヘッジをした上でもこの「小さなリスク」ならとれるかな、と思えるお話でした。
1,2に共通していえることは、人との繋がりを大切にし、途切れさせないことだと受け取りました。
私がとってもいいと思え今実行できそうなリスクは、知的、感情的、社会的なリスクです。
知的:新しいことを勉強する
感情的:人に思っていることを伝える
社会的:距離感の少しある人と話す
これでもきっと、実現することは難しいのですが、リスクをとることで運をつかむチャンスが増えるならば、挑戦する価値はあるのだと思います。
単発的な繋がりは意味をなさなくても、それを断続的であれ継続していけばなんらかのチャンスになる可能性がある、チャンスになるものは少ないかもしれないがその機会は増やすことができる、ということから、人と話すことが苦手な私にはハードルが高く感じてしまうことも多いですが、受け止めた上で小さなリスクを本当に小さなものにして実践していきたいです。