TED talk オンラインの嫌がらせコメントから、オフラインの建設的な対話を生む方法
デジタルクリエイターの話者は、人気が出るにつれ悪質コメントをもらうようになりました。
彼はそのうち、いやがらせのメッセージを送ってくる人のSNSページを見て人としての影を感じることで気分をましにするようになり、さらにはそのうちの何人かに電話するようになりました。
「なぜそんな書き込みを?」といった始まり方で行う電話では、お互いの人間性がわかり背景を知り、相手のオンラインでの人付き合いを考え直させるきっかけとなることもありました。
対立する相手に共感することは傷つくことになるかもしれません。
それでも共感は支持をすることではないので、相手のことを知り共感することが役に立つことも多いのです。
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「自分ができる最も革命的なことは対立する相手と実際に対話することであって、暴言を吐くことではないんです」
「共感こそが対話を軌道にのせるために最も重要な要素なんです」
「共感は支持じゃない」
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いやがらせコメントを受けて書いた相手と電話するなんて、突飛だしすごいなと感じました。
お話の中でも人によってやり方があるしこれが正解なわけでもないと言われていますが、私は電話や直接の対話が一番取りづらい方法だと思うので、ここまでできてしまう話者には拍子抜けしてしまいました。
SNSをやってそこそこフォロワー数が増えたり影響力が出てきたら、いやがらせコメントはどうしても発生するようだということは認識していましたし、それでコメント欄を閉じてしまう方もいました。
何がいい・悪いとかではなく、過度にそれで傷つかない自分なりの方法を探せたらそれでいいのだと思います。
話者にとってはそれが相手の背景理解で、きっと誰かにとってはコメントを受け付けなくすること、またほかの誰かにとっては受けたコメントを受け流すことだったり、それぞれの折り合いのつけ方で傷を少なくやっていけたらと思います。