TED talk 鬱の友達と心を通わせるには
目次
要約
アメリカでは7%の人がうつ病だといわれており、うつは普通のことです。
ですが多くの人は自身がうつであることは語りたがらないため、そのようには感じないだけなのです。
うつの人と話すことは無理せずに人付き合いを楽しめるタイプの楽しさがあります。
親しみをもって話すことで、多くのことは解決します。
うつの人の脳は壊れているわけではなく、他の人とは違う働き方をするだけです。
8歳の時からうつと付き合い続けている話者は、病気とうまく付き合い心の問題を克服しました。
「そんなこと忘れて元気になれ」という言葉をかけられることは骨折している人にそんなこと忘れろと言っていることと同じです。
落ち込んでいるからといって、おかしいわけではありません。
"その瞬間のありのままのあなたでも存在価値があり、会話相手として不足ない"という態度で、普通の人同様大切で美しいという意識で話すことで繋がることができます。
私見
障害のボーダーラインが曖昧になっている今、何かしらの社交不安などをグラデーション的に抱いている人も多いのだと思います。
そんな中で、病気として病人として扱うことではなく、ありのままの相手を尊重し受け入れることで、溝や接しにくさはなくせる、といったお話でした。
私自身今うつ状態ですが、それに近い状態になっていたことは以前にもあり、どこかでスイッチが入ってしまった結果なのだろうなというように感じています。
この状態で落ち込むことはないのだからと励まされても苦しいだけで、よりわかってもらえなさによって苦しさが増すこともあるので、そのままで大丈夫と受け止めてもらえることは本当に大きなことだと思います。
多様性が尊重される時代は、やさしさを少しずつ体現してくれる社会に近づいているのではないかと思っています。
ありのままの姿を互いが尊重できる社会がより、具現化できたらいいなと思います。